マーリンズが強打者ベルを獲得 ガーディアンズはセグラを即解雇

トレード期限最終日を迎えた日本時間8月2日、マーリンズはホワイトソックスとのトレードで長距離砲ジェイク・バーガーを獲得したが、ガーディアンズともトレードを成立させ、さらなる打線強化に動いた。正三塁手として期待されながらも大きく期待を裏切ったジーン・セグラ、2021年ドラフト全体16位で指名したカリル・ワトソンの2選手を放出し、両打ちの強打者ジョシュ・ベルを獲得。なお、ベルの加入で居場所がなくなったギャレット・クーパーはパドレスへのトレードが決まっている。

現在30歳のベルはパイレーツ時代の2019年に37本塁打、116打点、OPS.936をマークした実績があり、ナショナルズとパドレスの2球団でプレーした昨季は初のシルバースラッガー賞を受賞。2年3300万ドルでガーディアンズに加入した今季は97試合に出場して打率.233、11本塁打、48打点、OPS.701を記録している。なお、2年契約にはオプトアウトの権利が付属しており、今季終了後にFAとなることもできる。

現在33歳のセグラは正三塁手として期待されていたが、ここまで85試合に出場して打率.219、3本塁打、21打点、OPS.556の大不振。守備でも安定感を欠き、マーリンズにとって大きな弱点となっていた。トレードでホワイトソックスからバーガーが加入したため、マーリンズにはセグラの居場所がなくなり、ガーディアンズは有望株ワトソンを獲得するために、ワトソンとセットでセグラを引き取ることに。ただし、ガーディアンズはセグラを即解雇する方針であり、セグラがガーディアンズでプレーすることはないとみられる。

また、ベルの加入で一塁が埋まったため、マーリンズは正一塁手クーパーを左腕デービッド・ウェザースとのトレードでパドレスへ放出。パドレスは有望株右腕ショーン・レイノルズも獲得している。マーリンズは有望株ワトソンの放出という出血を伴ったものの、一塁と三塁をクーパー&セグラからベル&バーガーに入れ替え、打線のアップグレードを図った。

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