人気ラッパー、25歳で死去した2パックの指輪を1億4000万円で落札! 最後の公の場で着用

ラッパーのドレイク(36)が、故2パックの指輪を101万ドル(約1.4億円)で落札したことが分かった。7月下旬、特注のゴールドの土台にルビーとダイヤモンドを埋め込んだ王冠が付いた指輪をインスタグラムストーリーで披露。ドレイクは画像と共にトラヴィス・スコットとのコラボ曲『メルトダウン』を宣伝していた。

このアイテムは2パックが、25歳で射殺された1週間前となる1996年MTV ビデオ・ミュージック・アワードで、最後の公の場に姿を現した際にはめていたもの。先週サザビーズを通して、2パックの家族の古くからの友人、ヤスミン・フーラさんが出品し話題となっていた。

最後の恋人だったキダーダ・ジョーンズに因んで「パックとダダ、1996」と刻印されたアイテムを2本の指でつまんだ画像にドレイクは、「(トラヴィスのニューアルバム)『ユートピア』が発売。『メルトダウン』」と告知している。

中世ヨーロッパの王たちが被った王冠にちなみ「自身による戴冠」の意味を込めて2パック自らデザインした同アイテムは、今回ドレイクが30万ドル(約4300万円)の予想落札価格の3倍以上で落札され、「これまでオークションで売られた中で最も価値のあるヒップホップの工芸品」となった。

サザビーズの科学・大衆文化部門のグローバル責任者カサンドラ・ハットン氏は「この唯一無二のカスタムリングは、2パックが入念にデザインしたもので、彼の限りない創造的エネルギーの最終的な作品の1つです。これは、ヒップホップへの彼の永続的な影響を証明する、ある時期のユニークな工芸品です」「この唯一無二の作品がもう1人の伝説的アーティストの手に渡り新たな章を刻むことを楽しみにしています」と声明で語っていた。

ドレイクは2020年にも、それぞれ30万ドル(約4300万円)の価値があるとされるイエス・キリストを模して茨の冠を付けた2パックのペンダントのペアを購入したことを明かしていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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