宮崎市青空ショッピングセンター 空き店舗「崩壊」所有者不明で放置も

空き店舗になった建物の崩壊が進む青空ショッピングセンター=7月25日午後、宮崎市橘通り2丁目

 宮崎市の繁華街「ニシタチ」の一角にある商店街「青空ショッピングセンター(SC)」(同市橘通西2丁目)で、空き店舗となった建物の崩壊が進んでいる。市は所有者に安全確保を求めているが、所在不明の権利者も多く、適正管理が困難な状況は続いている。
 市によると、同SCは終戦後に建てられた商店街で3区画の市場がある。損傷が激しいのは築70年以上の長屋が並ぶ青空市場と中央市場。通路は倒れた柱などでふさがれ、木が屋根を突き破って生えている。先月6日には市道に面した長屋の一部が大きく崩れ、押しつぶされたひさしやシャッターが市道にはみ出した。

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