第46回盛岡さんさ踊りが開幕 4年ぶり通常開催

真夏の夜空に力強い太鼓の音が響き渡った盛岡さんさ踊り=1日、盛岡市

 盛岡の夏の祭典が完全復活-。第46回盛岡さんさ踊り(実行委主催)は1日、盛岡市中央通を主会場に開幕した。新型コロナウイルス禍前と同じ通常開催は4年ぶり。勇壮な太鼓と軽やかな笛の音色が夏の夜に響き、華やかな大群舞が大勢の観客を魅了した。

 盛岡市の友好都市・東京都文京区の訪問団が加わった先導集団に続き、ミスさんさ踊りやミス太鼓連がパレードを開始。初日は38団体3817人が参加し、学校や企業、伝統さんさの集団が華麗な舞を繰り広げた。

 同日の観客数は29万3千人(主催者発表)。マスクを外して声援を送る観客の姿が多く見られた。

 盛岡さんさ踊りは4日間で計197団体、約2万3千人が出演する。4年ぶりに「さんさ甲子園」や「輪踊り」も実施する。

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