楽天G、携帯事業は「上昇気流」 三木谷氏が横浜で講演

講演する楽天グループの三木谷浩史会長兼社長=2日午後、横浜市

 楽天グループの三木谷浩史会長兼社長は2日、横浜市のパシフィコ横浜で講演し、赤字を計上しながら多額の投資を続けている携帯電話事業について「(利用者の)解約率も大幅に減り、加入者数も上昇気流にある」と述べた。今後の事業の反転攻勢が可能との認識を改めて強調した。

 楽天グループの2022年12月期連結決算は、純損益が3728億円の巨額赤字だった。好調な「楽天市場」などのインターネット通販や金融で稼いだ利益を、携帯事業の損失が吹き飛ばす状況が続いているが、三木谷氏は「(携帯事業を手がける)楽天モバイルがグループ全体の成長に寄与している」と話した。

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