道立高校に通う生徒が3年前に自殺したのは、高校でのいじめが原因のひとつでした。
2020年に道立高校の生徒が自殺したことを受け、事態の経緯を調べた審議会の報告書がまとまり、きょう会見が行われました。
報告書では、亡くなった生徒が、同じ学校に通う同級生から日常的に「きもい」「死ね」といった言葉を投げかけられていたことなどから「いじめがあった」と認定しました。調査を行った専門家によると、「自殺の原因はいじめだけではないと思われるが、いじめとの関連性がないとはいえない」ということです。
また、報告書では、当初保護者に対し、「いじめではなく、友人グループ同士の対立だった」と説明していたり、亡くなった後に関連の生徒への調査や指導が行われていなかったことなどから「学校・道教委の対応には問題があった」と厳しく指摘しました。
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