大かがり火、堂々登場 5日、川北まつり 北國大花火午後8時15分から

組み立て作業が進む大かがり火=2日午前11時、川北町の手取川簡易グラウンド

 5日に行われる第38回川北まつり(同実行委主催、北國新聞社共催)に向け、高さ約40メートルの「大かがり火」の建立作業が2日、会場の川北町の手取川簡易グラウンドで始まった。当日は北國新聞創刊130年記念北國大花火川北大会(北國新聞社主催)とともに、夏の夜空を彩る。町役場駐車場では火文字の製作も行われ、3日後に迫った町最大イベントの機運が高まった。

 まつりのシンボルである大かがり火の組み立て作業には町職員や商工会職員、地元区長ら約80人が参加。芝や竹などを束ねた鋼管3本を大型クレーン車でつり上げ、ワイヤで固定した。大かがり火の脇を固める高さ約7メートルの「川倉(かわくら)の火」2基と小型のかがり火22基も設置した。

 作業に先立って安全祈願祭が営まれ、前哲雄町長、西田時雄町議会議長、実行委員長の小野島政孝町商工会長らが玉串をささげ、まつりの無事と成功を祈った。

 火文字の製作には町老人クラブ連合会の約20人が参加し、毛布と縄を巻き付けた針金を使って「川北まつり」の字をかたどった。

 まつりのメインイベント「音と光の祭典」は午後5時50分に幕を開け、大かがり火は同8時10分ごろに点火される。フィナーレを飾る北國新聞創刊130年記念北國大花火川北大会は同8時15分からで、北陸最大級の約2万発を打ち上げる。

  ●ケーブルで生中継

 大会の模様は金沢ケーブルが午後8時から終了まで、北國新聞ニュース・プラス(地デジ9ch)で生中継する。

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