ローマがサントスの逸材FWマルコス・レオナルド獲得に接近? 個人間合意で交渉本格化

[写真:Getty Images]

ローマがサントスのU-20ブラジル代表FWマルコス・レオナルド(20)獲得の動きを本格化させているようだ。

イングランド代表FWタミー・エイブラハムの長期離脱によってストライカー獲得が急務となっているローマ。ここまでヨーロッパで活躍する実績のある選手をリストアップしつつ、将来性を見込んでサントスの逸材の動向を注視してきた。

移籍市場に精通するジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、ローマは先日に宿敵ラツィオの交渉撤退が報じられたマルコス・レオナルド獲得への動きを本格化させているという。

現在、ローマはマルコス・レオナルドと個人間で合意に至っており、代理人を務めるラファエラ・ピメンタ氏はサントスとローマ移籍に向けた会談を設定しているという。

なお、サントスと2026年まで契約を残すマルコス・レオナルドの契約解除金は1億ユーロ(約156億円)程度に設定されていると言われているが、両クラブは2000万ユーロ(約31億3000万円)前後の金額での交渉成立を見込んでいるようだ。

サントスの下部組織育ちのマルコス・レオナルドは、10代前半から生粋の点取り屋として知られ、FWネイマールやFWロドリゴ・ゴエスら偉大な先達の系譜を受け継ぐアタッカーとして期待を集めている。

ブラジルの世代別代表チームでは主力になり切れていないが、サントスのトップチームではここまで公式戦149試合に出場し、47ゴールを記録している。

176cmと上背はそれほどないものの、筋肉量が多く簡単に当たり負けしないフィジカルの持ち主で、両足から繰り出されるレンジを問わないパワフルなシュートや、ボックス内での冷静なプレーを特長とするストライカーだ。

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