ダイキン、茨城にエアコン新工場 関東で効率的な製品供給へ

茨城県庁を訪れ、大井川和彦知事(右)と記念写真に納まるダイキンの十河政則社長=2日

 ダイキン工業は2日、茨城県つくばみらい市に家庭用エアコンを生産する工場を新設すると発表した。関西に主要生産拠点を構えるダイキン工業が関東にエアコン工場を設けるのは初めて。国内の生産力を強化するほか、大市場である関東エリアで効率的な製品供給を進める。拠点を分散し、自然災害などで供給が途絶えるリスクを軽減する狙いもある。

 新工場の敷地面積は約9万8千平方m。約200億円を投じて建設し、2027年度から家庭用エアコンの生産を開始する予定。主な製造拠点である滋賀製作所(滋賀県草津市)の生産能力はほぼ上限に達している。新工場の稼働で需要変動に応じた製品の供給が可能になるという。

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