デ・ケテラーレにR・ソシエダ移籍の可能性が浮上。久保との共闘はなるか?

写真:レアル・ソシエダへの移籍が噂されるデ・ケテラーレ ©Getty Images

ミランに所属するベルギー代表MFシャルル・デ・ケテラーレの周辺が騒がしくなっているようだ。イタリアのウェブメディア『カルチョメルカートドットコム』が報じている。

デ・ケテラーレは昨夏、3500万ユーロ(約55億510万円)の移籍金でクラブ・ブルッヘからミランに加入した。しかし2022-23シーズンは公式戦通算40試合に出場しながらノーゴールと期待外れの成績に終わり、また彼の獲得を主導したパオロ・マルディーニTD(テクニカルディレクター)とリッキー・マッサーラSD(スポーツディレクター)がいずれも退任したこともあり、今夏の放出が噂されるようになった。

これまでに移籍先として噂に上がったのはPSV、アタランタ、マルセイユの3クラブ。PSVはパリ・サンジェルマンに移籍したオランダ代表FWシャビ・シモンズの後釜候補として問い合わせをしたようだが、クラブ間の交渉が進むことはなかった。マルセイユへの移籍はフランス国内では話題になっているようだが、同クラブはデ・ケテラーレの代理人からの持ちかけには応じなかったと見られている。

アタランタは具体的なアプローチを試みたようだが、ミランが提示した買い取りオプション付きのレンタルには難色を示し、イタリア人FWロレンツォ・コロンボの獲得により強い関心を示しているという。

そんな中でデ・ケテラーレに関心を示し始めたのがレアル・ソシエダだ。チームの中心だった元スペイン代表MFダビド・シルバがヒザの大ケガの影響で電撃引退し、新たな司令塔を探す中でデ・ケテラーレをリストアップしたようで、完全移籍させる場合にミランが要求する2800万ユーロ(約44億330万円)を支払う能力は十分に備えている。

また、ミランが買い取り義務付きの期限付き移籍を提案する可能性もあるようで、その場合は要求額が軽減されるという。

仮にデ・ケテラーレのレアル・ソシエダ移籍が決定した場合は、日本代表MF久保建英と共闘することになる。

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