【ビッグモーター】店舗前街路樹問題で県が富士店前の土壌調査実施(静岡)

中古車販売大手「ビッグモーター」の店舗前の街路樹が枯れているのが全国で見つかっている問題で静岡県は2日 富士店の土壌調査を行いました。「除草剤」が使われたかどうか8月中に調査結果を公表したい考えです。

(片山 諒 記者)

「ビッグモーター富士店の前では街路樹の一部が不自然に無くなっていることから県による土壌調査が行われています」

「ビッグモーター」の店舗前の街路樹が不自然に枯れたり伐採されたりしているのが全国で見つかっている問題。静岡県の富士土木事務所は原因究明のため富士店の土壌調査を実施しました。

県内では少なくとも富士店と浜松東店の2つの店舗で確認されている“消えた街路樹”。県によりますと富士店は2021年、開店を前に車の出入り口を確保するため県に届け出た上で、背の高い街路樹を伐採したということです。これは2021年、県に提出された富士店の写真。県に届け出た通り背の高い樹木が伐採されたことがわかります。ところが、2日 現場を訪れると…。店舗前にあった低木のツツジですら半分ほどがなくなっていました。富士店前の低木がなくなった理由について、県は何らかの理由で枯れたとみて、2日 県の職員と地質の専門業者が30分にわたり土壌調査を実施。店舗前の4か所から土を採取しました。県は採取した土をもとに除草剤が使われたかどうか調べる方針で今月中に調査結果を公表したい考えです。

(県 富士土木事務所 維持管理課 望月 博文 課長)

「低木が一部ない状態が確認されている」「もし除草剤が使われたということであれば、被害届を出して、必要であれば原因者の特定をしていく」

ビッグモーター富士店は7月下旬、県の聞き取りに対し「地域貢献活動として2~3か月に1回、店舗前の環境整備を行っている」と話していますが、除草剤の使用については否定したということです。

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