“危険な暑さ”続き…動物たちはぐったり農作物には異変も 静岡県内各地

“危険な暑さ”が続いています。動物園を訪ねると、動物たちも、この暑さがこたえているようです。また、野菜の出荷にも影響が出ていて農家は“ある対策”をとっていました。

2日も静岡県内では「熱中症警戒アラート」が出され“災害級”の暑さが続いています。三島市で33.8度、浜松市中区で33.6度を記録するなど各地で暑い1日となりました。この暑さに、動物たちは…。

(伊豆アニマルキングダム 来園客)

「暑そう」

ホワイトタイガーは、床に寝そべり、ぐったり…。多くの動物たちが日陰で身体を休めていました。一方、水浴びを楽しんでいたのは、カピバラ。涼しいのでしょうか?どのカピバラも気持ちよさそうな表情に…。

(伊豆アニマルキングダム 飼育員 村田 美優さん)

「いつも暑い日は水の中に入って涼んでる感じです」「カピバラも結構バテテいて、水に入って水を飲んだり結構ダランとしてることが多いです」

また、この暑さの影響は野菜にも。焼津市で農業を営む河村さん。異変がでてしまった野菜を見せてもらうと…。

(三和農園 河村 亮さん)

「あまりにも強い直射日光が続いているので、日焼けという状況」

ピーマンが白く変色…。暑さの影響でピーマンの約3割が出荷できなくなったといいます。

(三和農園 河村 亮さん)

「ことしはものすごく多い」「これは取って捨てます。、どうにもならない」

畑の片隅には、商品にならない大量のナスやピーマンが廃棄されていました。

(三和農園 河村 亮さん)

「出荷は例年比で半分くらいになっている」「ことしは異常に収穫量が少ない、経営的にも大変」「管理してきた野菜を収穫して捨てるのは心が痛い」

この農家では、出荷の不足分を補うため、暑さに強いオクラの栽培を増やしているといいます。

(三和農園 河村 亮さん)

「暑さの中でも栽培がうまくできるようなものを選んでいくのも農家が生きていく方法だと思う」

まだ8月に入ったばかり。この“災害級”暑さの影響は、今後も続きそうです。

© 株式会社静岡第一テレビ