覚せい剤密売し1,100万円稼いだか 代金を他人の口座に送金させ隠そうとした男を追送検=静岡県警

2021年11月から2023年2月にかけ、覚せい剤を密売した疑いで逮捕・起訴されていた大阪市の56歳の男が、他人名義の口座に売上の一部を送金させ稼いだ金を隠そうとした疑いで8月2日追送検されました。一連の事件をめぐっては、男から覚せい剤を買った疑いなどで7人が逮捕され、19人が書類送検されています。

薬物犯罪収益等仮装の疑いで2日、追送検されたのは、大阪市平野区の無職の男(56)です。

警察によりますと男は、2021年11月23日から2022年10月31日までの間に、合わせて20人に対し覚せい剤を179回にわたって販売し、代金の約600万円を他人名義の口座に振り込ませ、稼いだ金を隠そうとした疑いが持たれています。

警察に検挙された薬物の乱用者から、男が売人をしているなどの供述があり、警察が捜査を進め、男を営利目的で覚せい剤を所持した疑いや販売した疑いなどでこれまでに3回逮捕していました。

警察は、男がSNSの交流サイトで知り合った人や知人と連絡をとり、全国各地の客に宅配便を使い覚せい剤を販売し、1120万円を売り上げていたとみています。

この一連の事件を巡って警察は、男から覚せい剤を購入していた26歳から66歳の客7人を覚せい剤所持の疑いなどで逮捕し、19人を薬物犯罪収益等仮装隠匿の疑いで書類送検しています。

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