「雨が降ってきて動けなくなった」富士山須山口ルートを1人で登山中の80歳男性を救助 低体温症も命に別状なし=静岡県警

8月1日夜、富士山を1人で登山中の80歳男性から「雨が降って来て動けなくなった」と110番通報があり、警察に救助されました。

警察によりますと、8月1日午後6時頃、長崎県長崎市に住む無職男性(80)が富士山を登山中、「雨が降ってきて動けなくなった」と110番通報がありました。静岡県警の山岳遭難救助隊6人が現場に向かい、通報から約2時間半後の午後8時30分頃、宝永第二火口付近で男性を発見、午後10時頃、富士宮口五合目まで運びました。

男性はその後、病院に運ばれましたが、低体温などの症状があるものの、外傷はなく意識もはっきりしているということです。

警察によりますと、男性には登山経験があり、1日午前6時頃、静岡県裾野市の須山浅間神社から須山口ルートを1人で登り始めましたが、途中悪天候により、体調を崩したとみられます。

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