イギリス『BBC』電子版が、マンチェスター・シティに所属するノルウェー代表FWアーリン・ハーランドが2023－24シーズンに更新できそうな記録を紹介した。
ハーランドはプレミアリーグ初挑戦となった昨シーズン、リーグ戦通算で35試合に出場して36ゴールを記録した。これはプレミアリーグが42試合制だった頃にアンディ・コール（マンチェスター・ユナイテッド）やアラン・シアラー（ニューカッスル）が打ち立てた34ゴールを上回るプレミアリーグ史上最多記録だ。今シーズンはまず、自らが打ち立てたこの記録の更新を目指すことになる。昨シーズンは35試合のうち先発が33試合だったため、出場時間が増えれば得点数もさらに上積みできる可能性がある。
また、プレミアリーグ最速で50ゴールに到達できる可能性もある。現在の記録はアンディ・コールの65試合だが、ハーランドが今シーズン、29試合以内に14ゴールを挙げればこの記録を更新することになる。
プレミアリーグ以前を含めたイングランドのトップリーグでは、1927－28シーズンにディキシー・ディーン（エヴァートン）が挙げた60ゴールという記録がある。ハーランドがこの記録を破るのは難しいかもしれないが、同シーズンのディキシーは公式戦通算では63ゴールを挙げており、ハーランドが昨シーズンの公式戦通算で52ゴールを記録したことを考えると、こちらは更新できる可能性がある。ただ、2011－12シーズンにバルセロナ時代のリオネル・メッシが達成した公式戦通算73ゴールという記録を破るには、得点率を大幅に上げる必要がある。
チャンピオンズリーグでは、これまでにザルツブルクで6試合8ゴール、ドルトムントで13試合15ゴール、マンチェスター・シティで11試合12ゴールを記録しており、通算30試合35ゴールとなっている。これまでに10ゴール、15ゴール、20ゴール、25ゴール、30ゴール、35ゴールを記録するまでに要した試合数の最短記録を持っており、次はルート・ファン・ニステルローイが持つ45試合目での40ゴール到達という記録に挑むことになる。
また、クリスティアーノ・ロナウドが2013－14シーズンに成し遂げた17ゴールというシーズン最多得点記録の更新も視野に入るだろう。
