【香港】日本産の果物フェアを開催、香港へ輸出促進[農水]

イタリアン・トマトの店頭に並んだ白桃のケーキ=8月1日、銅鑼湾(NNA撮影)

日本産青果物の輸出促進に取り組む日本青果物輸出促進協議会が、香港にさまざまな日本産果物の魅力を紹介するプロモーション「発見!日本フルーツの旅」を展開している。現地のケーキ店や飲食店と提携して期間限定のスイーツを提供するなど、香港消費者に季節ごとの果物をアピールする。

同協議会は今回のプロモーションを「オールジャパン」の活動と位置づけ、9カ月間の長期にわたり異なる産地、種類の果物をテーマに香港向けの輸出促進を図る。プロモーション名には、季節ごとの果物を通じて日本各地を旅行している気分を味わってほしいとの思いを込めた。

第1弾に選んだのは静岡県産のクラウンメロン。香港に30店以上を展開する日系ケーキ店の「イタリアン・トマト」と協力し、クラウンメロンを使った2種類のムースケーキを6月下旬から7月末まで販売。7月初めから8月末までは、九龍地区・九龍湾と新界地区・セン湾(セン=くさかんむりに全)に店舗がある名古屋発のパンケーキ店「HoiHoi(ホイホイ)」でクラウンメロンのスフレパンケーキとかき氷を提供している。

第2弾は和歌山県産の白桃。イタリアン・トマトは7月27日から9月17日まで、白桃を使ったチーズクリームケーキ、米粉シフォン、アールグレイシフォン、ヨーグルトムース、タルトなどを販売中だ。

今後はマスカットやイチゴなどの登場も予定している。フェアに協力するジュピター・グローバル・リミテッドの関係者は「スイーツとして日本の果物を気軽に味わい、今まで以上に親しんでもらいたい」と語った。

HoiHoiで提供しているクラウンメロンのスイーツ=7月12日、九龍湾(NNA撮影)

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