【インド】日立造船、西部のごみ焼却発電所が完成[公益]

日立造船インディアが建設を担ったごみ焼却発電所=インド西部マハラシュトラ州ピンプリ・チンチワッド(同社提供)

日立造船のインド子会社、日立造船インディアは1日、インド西部プネに隣接するピンプリ・チンチワッドで、建設を担ったごみ焼却発電所が完成したと発表した。同日に開所式を実施した。同州にごみ焼却発電所ができるのは初めて。

同発電所は、インド国内の単一のごみ焼却発電所としては最大のボイラーを備える。1日に700トンのごみを処理することで、14メガワットの電力を生産する。今後試運転を経て、開発主体に引き渡す。

日立造船インディアは2021年にインドの重工業メーカーであるISGECヘビー・エンジニアリングと共同で、開発主体のアントニー・ララ・リニューアブル・エナジーから同発電所の建設を受注していた。契約は設計・調達・建設(EPC)方式。受注額は非公表。

日立造船インディアにとって、ピンプリ・チンチワッドの発電所は、ごみ焼却発電所の建設受注として3件目。14年には中部マディヤプラデシュ州ジャバルプール、20年に南部ベンガルール(バンガロール)で受注した。ジャバルプールの発電所は稼働済み。

開所式にはオンラインでモディ首相が出席した。

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