●10月1日に歓迎式典
2024年春の北陸新幹線金沢―敦賀開業に向け、実際の運行に使われる営業車両「W7系」が9月26日に初めて南加賀に乗り入れる。鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が2日、同車両で走行試験を行うと発表した。石川県や小松、加賀両市は10月1日に小松、加賀温泉駅で歓迎セレモニーを催して機運を高める。
鉄道・運輸機構とJR西日本による走行試験は9月23日未明に始まる。まずは点検車両「イーストアイ」を使って実施し、26日からW7系が投入される。白山総合車両所から金沢駅を経由して敦賀車両基地まで走り、駅停車時のホームとの間隔や自動列車制御装置(ATC)の作動状況を確認する。初日は最高時速を110キロとし、その後は260キロまで段階的に上げる。
歓迎セレモニーでは地元団体によるアトラクション、運転士への花束贈呈、記念撮影などが行われる。小松、加賀温泉駅でそれぞれ約500人の参加を見込み、8月下旬から募集を始める。