鷹巣海水浴場がイルカよけの超音波発信器を増設 福井県福井市、近隣での被害受け対策

イルカ被害防止に向け、安全対策が強化される鷹巣海水浴場=8月2日、福井県福井市浜住町

 福井県福井市の鷹巣海水浴場近くの海岸で海水浴客が8月1日にイルカにかまれてけがをしたことを受け、海水浴場を開設する鷹巣観光協会は3日から、安全対策を強化する。遊泳時間を新たに設定するほか、イルカが嫌がる超音波発信器を増設する。

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 市側と協議し、開設期間の20日までの対応を決めた。遊泳時間は午前8時~午後5時とし、発信器は6台を常時設置する。

 引き続き、イルカが目撃された際には海から出るようアナウンスするほか、定期的に巡回する。市の担当者は「イルカを見つけても、近づいたり刺激したりしないようにしてほしい」と呼びかけている。

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