【ワシントン共同】米国務省は2日、クーデターが起きた西アフリカ・ニジェールへの渡航警戒レベルを4段階のうち最も厳しい「渡航中止」(レベル4)に引き上げ、首都ニアメーにある米大使館の一部職員に退避を命じたと発表した。国防総省は米軍が実施してきたニジェール軍への訓練などの支援を一時停止していると明かした。
国務省はニジェールで暴動やさらなる政情不安の可能性があると指摘。強盗など暴力犯罪も多発しているとした。
国務省のミラー報道官は2日の記者会見で、大使館は今後も開けておく方針だと説明。ニアメーの治安状況について「注視を続ける」と語った。