日本の伝統話芸「落語」に子どもたちが挑戦 発表会に向けて猛練習

 日本の伝統話芸「落語」に子どもたちが挑戦しています。今月(8月)6日の発表会に向けて練習に余念がありません。

 宇都宮市東図書館が企画した「子ども落語教室」は、小中学生の子どもたちに言葉のユーモアを楽しんでもらおうと、今年で9回目になります。

 講師を務めるのは、宇都宮落語研究会の会長を務める森乃むじな師匠。今年は小学2年生から中学2年生まで6人の弟子が、今月6日に迫った発表会に向けて日々練習をしています。

 弟子たちは、東図書館にちなんで「ひがし亭」を名乗り、芸名は「うま」「からす」「トカゲ」など自分たちが好きな動物から名づけました。

 この日、弟子たちは出囃子とともに高座に上がり、約2週間練習してきた「寿限無」や「ねずみとり」などの小咄を師匠の前で披露しました。本番でよりよい落語を観客に届けられるよう師匠からアドバイスを受けました。

 6人の中には今年から落語教室に通っている初心者のほか7年目になる人もいます。

 師匠は落語で重要な上手下手の方向や、お経の話が小咄で出たときに経典を出すしぐさをすると話が分かりやすくなるなど、それぞれの段階に合ったアドバイスを送っていました。

 落語を一から学んだ6人は、今月(8月)6日の午後2時から宇都宮市の東図書館で練習の成果を披露する予定です。

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