【山梨】丸一日楽しめる!大人気「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」体験レポ【プールやマルシェも】

「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」フォトギャラリー

子連れに優しいと人気の「星野リゾート リゾナーレ」。現在、日本国内に6施設あり、いずれもその土地ならではの魅力にあふれた施設ですが、中でも山梨・八ヶ岳に位置する「リゾナーレ八ヶ岳」は、大波が寄せる全天候型屋内プール、世界的な建築家が作ったヨーロッパのような街並み、大自然に囲まれたロケーションなど、親子で楽しめるポイントがたっぷり。

この夏やりたいことが全部叶えられる「リゾナーレ八ヶ岳」のお楽しみポイントをご紹介します。

夏休み限定のマルシェも登場!「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」で楽しむ夏の家族旅

3室限定の「ワインスイートメゾネット」は三世代旅にも

今回、宿泊したのは、172室のうち3室しかない客室「ワインスイートメゾネット」。ワインリゾートである八ヶ岳を象徴するようなボルドーカラーを基調にした、メゾネットタイプのスイートルームです。

100平米で定員は5名まで、とても広々としたお部屋です。ファミリーはもちろん、三世代旅にもよさそう。

【リゾナーレ八ヶ岳】3室限定の客室「ワインスイートメゾネット」

ベッドルームの壁には長野県から山梨県へと南北に連なる雄大な八ヶ岳が描かれています。

階段をあがると、メゾネットの2階部分にはリビングが。こちらも落ち着いたボルドーカラーのデザインが印象的なお部屋です。

そして、こちらの客室の一番大きな特徴として、客室にワインセラーがついていて、お好きなワインがいただけること(別途料金がかかります)。地元産のワインをはじめ、赤・白・スパークリングとさまざまなワインが用意されています。ワイン好きにはたまらないお部屋ですね。

夜、子供が寝静まってから、パパとママはこっそり上のリビングで乾杯……という素敵な大人時間が実現できるお部屋ですよ。

全天候型屋内プール「il mare」に子ども大興奮!

【リゾナーレ八ヶ岳】全天候型屋内プール「il mare(イルマーレ)」

リゾナーレ八ヶ岳でも親子連れに絶大な人気を誇るのが、全天候型屋内プール「il mare(イルマーレ)」。波の出るプール、キッズエリア、スパゾーン、カフェテリアなどが 一体となった広々とした空間に、子供たちも大興奮!

ここだけでも1日遊べてしまうくらい充実した空間に、大人もテンションがあがります。紫外線を気にせずプールが楽しめるのは、この季節にはありがたいですよね。

親子でサーフボードの上に立ち、パドルを使って水上を進む「親子SUPデビュー」のアクティビティ(1艇30分 2,500円)もあり、こちらも注目です。

メインプールは1時間に1回、10分間ビッグウェーブが押し寄せる波のプールになります。最大1.2mもの迫力あるビッグウェーブは、浮き輪などでぷかぷかと浮かびながら波を感じるもよし、波打ち際で波を飛び越えて楽しむもよし。

あっという間の10分間で、終わるとまた1時間後がすぐに待ち遠しくなります。

メインプールの手前には、ボールプールも。水深40cmで小さな子にも安心な浅めのプールですが、たっぷりのボールがあるため小学生くらいの子供たちにも大人気でした。滝に向かって投げ、滝の流れでボールが落ちてくるのを楽しんでいる子がたくさんいましたよ。

【リゾナーレ八ヶ岳】全天候型屋内プール「il mare(イルマーレ)」

波打ち際には休憩用のイスがずらり。こちらの砂浜をイメージしたプールサイドでは、現在「八ヶ岳うきわビーチ」が開催中! カラフルな浮き輪の装飾に心弾む空間になっています。

プールサイド近くにあるカフェテリア「Marina Blu」では、まるでミニうきわのような4色のベーグル(1個400円)を提供。またイベント期間中は、夏らしいスイカやパイナップルをなどの浮き輪を通常時の約2倍、20種類も用意しています(有料での貸し出し)。

【リゾナーレ八ヶ岳】全天候型屋内プール「il mare(イルマーレ)」

そして、お楽しみは波のプールだけではありません。イルマーレのもうひとつの魅力は、充実のキッズエリア!

カエルやてんとう虫などの生き物たちが暮らす森の水辺をイメージした水遊びエリアは、子供たちが目を輝かせる水の遊具がいっぱい。リズミカルに噴き出す水を踏んづけたり、上から落ちてくる水に打たれたりなど、思い思いに水と戯れることができます。

奥には長さ13mのウォータースライダー「どきどきスライダー」(身長110cm以上、体重70kg以下)と「でこぼこすべり台」(身長80cm以上)があり、こちらも子どもが列を作るほどの人気。

その奥には、葉をモチーフにしたパラソルとソファのあるデッキをしつらえた休憩エリアがあり、大人たちははしゃぐ子供たちを見守りながらゆったり過ごすことも可能。

イルマーレは滞在中何度でも無料で入れます。

「八ヶ岳マルシェ 2023」で地元の生産者さんと交流を楽しむ

【リゾナーレ八ヶ岳】地元の生産者が集う「八ヶ岳マルシェ 2023」

「リゾナーレ八ヶ岳」の特徴といえば、プールだけではありません。ホテル内のメインストリート「ピーマン通り」にも注目です。世界的な建築家のマリオ・ベリーニが作り上げたヨーロッパのような街並みの中、八ヶ岳の素敵な暮らしをテーマにしたレストランやカフェ、セレクトショップなどが並びます。

正直、大人の女子旅であれば、ここのショップ巡りだけで恐らく半日は余裕で過ぎてしまうほど、お店が充実していてワクワクするような通りなんです。

そんな「ピーマン通り」では現在、地元の生産者が集う「八ヶ岳マルシェ」が開催中。夏のリゾナーレ八ヶ岳の風物詩とも言えるマルシェには、食べ物はもちろん、親子で参加できる手作り系のワークショップなども。さまざまなショップが立ち並び、にぎわいを見せています。

注目は、昨年大好評を博し、今年も登場している「夏野菜のかき氷」。ナス、トマト、トウモロコシの3種類のフレーバーが用意されています。野菜が持つ甘味を活かし、それぞれ野菜の風味は残りつつも甘さが引き立ち、野菜が苦手でも食べやすい味わいになっていました。

筆者のおすすめはトマト。酸味はありつつも甘さもしっかりと感じられて、さわやかで夏らしいおいしさです。

トウモロコシは元々甘みが強い野菜なので、デザートとして違和感なくいただけました。トッピングのトウモロコシがサクサクと軽い食感に仕立てられていて、いいアクセントに。

ナスはあずきや練乳と合わせた和風なかき氷。ナスとは思えない甘みたっぷりの独特な味わいでした。

今年はソムリエが厳選したワインをかき氷に合わせてマリアージュも楽しめますよ。

【リゾナーレ八ヶ岳】「八KATTE store」で販売されている「生トウモロコシごはん」500円

トウモロコシが好きな方には特におすすめしたいのが、八ヶ岳の魅力を発信するセレクトショップ「八KATTE store」にて販売されている「生トウモロコシごはん」。

トウモロコシ生産者の「ハマラノーエン」おすすめの一品で、トウモロコシの食感を楽しむために、半分はごはんと一緒に炊き、残りは生のまま混ぜているそう。

トッピングのバターとトウモロコシの甘さがあわさってやみつきのおいしさ! 元々トウモロコシが好きな子どもたちは、あっという間に食べ切ってしまいました。

【リゾナーレ八ヶ岳】「BOOKS&CAFE」で販売中の「夏野菜のジェラート」800円

もうひとつのおすすめが、「BOOKS&CAFE」で販売されている「夏野菜のジェラート」。11:30~15:00(ラストオーダー)の提供です。

クレソンのほのかにピリッとする辛味と苦味にミルクを合わせたクレソンのジェラート、ビーツの自然な甘味を活かしたビーツのジェラート、かぼちゃの香り豊かで濃厚な味わいが楽しめるかぼちゃのジェラートの3種。

ビーツのジェラートをいただきましたが、野菜とは思えない甘さ! シャリッとした食感と共に食べ応えがあります。

「八ヶ岳マルシェ 2023」は8月31日(木)までの開催。各日11:00〜17:00まで、商品がなくなり次第終了となっています。

マルシェは宿泊者でなくても楽しめるので、近隣に行く予定がある方はぜひ立ち寄ってみて。

夕飯は「YYgrill」でお肉も野菜もたっぷり

【リゾナーレ八ヶ岳】ビュッフェ&グリルレストラン「YYgrill」

夕食は、ホテル棟1階にあるビュッフェ&グリルレストラン「YYgrill」にて。

ワインの木箱を組み込んだ壁や、葡萄の実りを描いた壁画など、内装デザインからワインリゾートを感じられるレストランです。

メインディッシュを選択するビュッフェ形式で、地元の新鮮な野菜やワインに合うおつまみ的な料理など、和洋さまざまな料理が好きなだけ楽しめます。

ワインは地元産のものが赤・白・スパークリングと種類豊富に揃っているので、ワインがお好きな方はぜひお食事と一緒に注文してみてください。アルコールが飲めない方や子どもには、ワイナリーが手掛けたぶどうジュース「アルガーノ 葡萄果汁≪赤≫≪白≫」(各800円)もおすすめです。

オレンジジュースなど、ビュッフェ台に用意されているドリンク類は無料でいただけます。

【リゾナーレ八ヶ岳】夕食のメインディッシュ「牛フィレ肉のグリル」

大人のメインディッシュは、「牛フィレ肉のグリル」と「真鯛のグリル」から、子供のメインディッシュは「牛肉のステーキ ~玉ねぎと醤油のソース~と「ハンバーグ ~デミグラスソース~」から選べます。

ミディアムレアに焼き上げられた牛フィレ肉は、やわらかくてジューシー。赤ワインのソースでいただくのがおすすめです。ふっくらとした真鯛は、ゆずと香草のソースでさっぱりといただきました。もう1種、西洋ワサビのソースも添えられているので、こちらもぜひ“味変”で楽しんでくださいね。

夕食は要予約。大人は6,200円、7〜11歳は4,340円、4~6歳は3,100円、3歳以下は無料です。

夜の探検!虫好きキッズにおすすめの「ムシムシナイトアカデミー」

夏休みといえば、セミやカブトムシなどの虫取りに精を出している子どもも少なくないですよね。

リゾナーレ八ヶ岳の夏季期間のおすすめアクティビティのひとつが、夜に行われる「ムシムシナイトアカデミー」です。

虫に詳しいスタッフが先導して森林エリアを含む施設内を歩きながら虫を探すアクティビティ。最初に配られるムシムシビンゴカードをもとに、見つけた虫のシールを貼っていってビンゴを揃えながら、自分だけの「ムシムシ図鑑」を完成させる楽しさがあります。

カブトムシには出会えませんでしたが、見たことのある虫、ない虫などさまざまな虫を見つけ、虫好きキッズたちは大興奮! 特に、ふだんなかなか見ることのない羽化途中のセミには、子供たちも目を見張っていました。

ただでさえ夜の冒険は非日常で楽しいもの。自身の子供時代を思い出しつつ、集中して虫探しする子供たちのワクワク感が伝わってきてうれしい気持ちになりました。

「ムシムシナイトアカデミー」は8月31日(木)までの期間限定。4歳~12歳の子供が対象で、18:30~19:30、20:00~21:00の開催。各回10名、要予約となっています。

夏休みの自由研究にも!「馬の学校」で馬との触れ合い

【リゾナーレ八ヶ岳】旅育プログラム「馬の学校」2名2,5000円

翌日は、今年5月から始まったばかりのプログラム「馬の学校」に参加しました。

リゾナーレ八ヶ岳が位置する山梨県北杜市小淵沢町は、「馬のまち」と呼ばれています。町内に8カ所の乗馬クラブや馬術競技場があり、約200頭もの馬が飼育されているそう。

そんな馬に親しみのある町だからこそのプログラムは、馬についての基礎知識を予習してから、馬への餌やりやブラッシング、乗馬を通して馬と触れ合い、学びを深める内容になっています。4~8歳の子供が対象です。

まずはホテルフロントのロビーに集合し、専用のワークシートを使いながらスタッフに馬の特性などについて教わります。実際にこの後行うブラッシングや乗馬の方法についても学んでいきます。

そして車で馬場に向かい、馬と対面! これから乗る馬を予習通りにブラッシングし、餌やりをして、触れ合いを深めていきます。

我が家の兄弟が触れ合ったのは小柄な「チャチャ」と栗毛の「オタノシケ」という2頭。名前を覚え、名前を呼びながらお世話することで、どんどん愛着が湧いていったようで、最初は怖がって近寄れもしなかった次男も、自分の手から餌をあげられるまでになりました。

【リゾナーレ八ヶ岳】旅育プログラム「馬の学校」

乗馬に使う道具についても予習済みでしたが、実際に見て、こういうふうに使うんだということを実践で学んでいきます。いよいよ乗馬! なんと馬に乗って、森の中をゆっくりと歩いて行きます。

途中で馬が道のわきの草を食べて止まってしまわないように、きちんと手綱を握って主導権を握っておく必要があります。主人として馬をリードしていかないといけないので、なんとなく子供たちにも使命感のようなものが芽生えていたよう。背中をぴんと伸ばし、まっすぐ前を向いて進んでいました。

ふだんより目線があがった森の乗馬はとても楽しかったらしく、馬との触れ合いも含めて忘れられない体験になったようです。

馬場での体験のあとは、ワークシートを使って体験を振り返ります。本プログラム参加者限定で貸し出し可能な馬の絵本や図鑑が用意されているので、興味や関心の芽をさらに大きく育むことができますよ。

人気のため8月31日(木)までの予約はすでに定員に達していますが、11月30日(木)までの期間提供しているアクティビティです。3日前17時までの要予約となっていますので、興味のある方はぜひお早めにご予約ください。

今回ご紹介した以外にも、数えきれないほどのアクティビティがあり、1泊2日では足りないくらいたっぷり楽しめる「リゾナーレ八ヶ岳」。都心からのアクセスもよく、子連れで気軽に行きやすいのも魅力です。

秋には毎年好評のハロウィンイベントも控えています。夏秋の親子旅に、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

【施設情報】
星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳

・所在地:山梨県北杜市小淵沢町129-1
・料金:1泊 24,000円~(2名1室利用時1名あたり、税・サービス料込、朝食付)
・電話:050-3134-8093(リゾナーレ予約センター)
・アクセス:JR小淵沢駅から車で約5分(無料送迎バスあり)

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(ハピママ*/ Mami Azuma)

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