スピードや車間距離に注意して運転を 滋賀で「交通死亡事故多発警報」

道の駅の利用者にチラシを手渡し、事故防止を呼びかける警察官(大津市和邇中・道の駅「妹子の郷」)

 滋賀県内で「交通死亡事故多発警報」が発令されたことを受け、大津北署は7月27日、事故が多発する国道161号沿いの道の駅「妹子の郷」(大津市和邇中)で、ドライバーらにチラシを配り、事故防止を呼びかけた。

 同市北小松の国道161号では16日、富山県高岡市の地方公務員男性(39)の乗用車と、大阪市の男性(36)の大型トラックが正面衝突し、乗用車の助手席に乗っていた妻(34)が死亡した。同署によると、国道161号は北陸と京阪神を行き来する県外ドライバーが多く、事故の比率も高いという。

 警察官らは、道の駅を利用するドライバーらにチラシなどを配り、スピードや車間距離に注意し、休憩を取りながら運転するよう声をかけた。

 大阪から琵琶湖を見に来たという家族連れの30代男性は、「3歳の娘を乗せているので、シートベルトの着用など安全運転に気をつけたい」と話した。

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