JR東海の丹羽俊介社長は3日、大阪市で定例記者会見を開いた。東海道新幹線の新大阪駅ホームの一部をかさ上げし、車両乗降口との段差や隙間を縮小すると発表した。駅員が車両とホームの間に渡り板を置かなくても車いすで乗降できるようにし、バリアフリー化を進める。工事は2025年に完了予定。東京駅でも実施されている。
対象は22~27番線ホームの、車いす対応座席がある11号車乗降口で、費用は約1億7千万円。段差は現在の約5センチから3センチに、隙間は約10センチから7センチに縮小される。丹羽氏は「安全安心にご利用いただけるよう、整備や改良を行っていきたい」と述べた。