高校教員が成田空港の仕事を見学 進路担当、職員不足解消を狙い

旅客機への荷物の積み込み作業を見学する高校教員ら=3日午後、成田空港

 成田空港で3日、進路指導を担う高校教員向けに、航空機への荷物搭載や保安検査などの現場作業見学会が開かれた。空港で働く職員の不足が課題となっており、仕事への理解を深めた教員に、就職先の候補として生徒に提案してもらう狙い。

 千葉県や茨城県の高校に在籍する教員26人が参加。第3ターミナルの駐機場で、那覇へ向かう旅客機への荷物の積み込みや給油といった出発前の準備を視察。作業をするために必要な資格の説明を受けた。

 見学会は成田国際空港会社(NAA)などが主催。これまで専門学校生や高校生を対象としてきたが、教員を相手に実施したのは初めて。

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