スペースX、スカパーJSATとインテルサット共同の通信衛星打ち上げに成功

スペースXは日本時間2023年8月3日に、「ファルコン9」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた人工衛星は無事に軌道へ投入されたことが、同社のSNSや公式サイトにて報告されています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

■打ち上げ情報:ファルコン9(INTELSAT G-37 MISSION)

ロケット:ファルコン9 ブロック5
打ち上げ日時:日本時間 2023年8月3日14時00分【成功】
発射場:ケープカナベラル宇宙軍基地(アメリカ)
ペイロード:Galaxy 37/Horizons-4

Galaxy 37/Horizons-4はアメリカの電気通信事業者インテルサットと日本の通信衛星事業者スカパーJSATが共同で運用する通信衛星です。Galaxyはインテルサットが運用するCバンド通信衛星シリーズの名称で、北米向けのテレビ放送サービス提供に用いられます。同シリーズは新しい衛星への更新が進められていて、2022年から全7機の打ち上げが計画されており、これまでに6機の軌道投入に成功しています。

また、Horizons-4はスカパーJSATが運用する通信衛星の名称です。スカパーJSATによると、Horizons-4は2003年に打ち上げられた「Horizons-1」(運用中)の後継機となる予定で、Kuバンドのトランスポンダーと複数のビームを搭載しており、アメリカ全土(アラスカ、ハワイを含む)やメキシコ、カリブ海全域、そして太平洋地域の通信をサポートするということです。

【▲ Galaxy 37/Horizons-4の想像図(Credit: Intelsat)】

■打ち上げ関連画像・映像

■打ち上げ関連リンク

Source

  • Image Credit: SpaceX
  • SpaceX \- INTELSAT G-37 MISSION
  • Intelsat \- Galaxy 37/Horizons-4
  • スカパーJSAT \- 通信衛星Horizons-4の打ち上げ日程に関するお知らせ

文/sorae編集部 速報班

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