技能実習生赤ちゃん遺体遺棄事件 執行猶予付きの判決 広島地裁

赤ちゃんの遺体を遺棄した罪に問われたベトナム人技能実習生の裁判で、広島地裁は執行猶予付きの判決を言い渡しました。

ベトナム人技能実習生(20)は、2月1日ごろ実習先の寮で出産し直後に死亡した男の子の赤ちゃんの遺体を、東広島市の空き地に掘った穴に埋めた死体遺棄の罪に問われています。

3日の裁判で検察側は「出産の事実を隠し自らの経済的利益を優先した」などと指摘し、懲役1年6カ月を求刑しました。

弁護側は「遺骨を引き取り強い反省の念を有している」などとして執行猶予を求めました。

広島地裁は「短絡的な犯行で刑事責任は軽くないが、今後の支援も期待できる」として懲役1年4カ月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。

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