英中銀、14会合連続で利上げ 5.25%、08年以来の高水準

 【ロンドン共同】英中央銀行イングランド銀行(BOE)は3日、政策金利を5.0%から5.25%に引き上げた。利上げは14会合連続で、2008年以来の高水準となる。住宅ローン金利や企業の資金調達コストの上昇など金融引き締めによる景気への悪影響が懸念される中でも、インフレ抑制を優先した。

 2日まで開いた金融政策委員会で決めた。BOEは21年12月から利上げを続けている。今年3月の会合で利上げ幅を0.25%に縮小したが、インフレの沈静化が進まず6月は再び0.5%に拡大した。

 英国の6月の消費者物価指数は前年同月比で7.9%上昇。伸び率は22年3月以来の8%割れとなった。

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