米国の電気自動車（ＥＶ）大手テスラのタイでの予約台数が７月の時点で２万台を超えたことが明らかになった。昨年12月に正式にタイに進出して以降、１年足らずで急速に販売を伸ばしている。プラチャーチャート・トゥラキットの最新号が報じた。
テスラはタイ法人のテスラ（タイランド）を通じて昨年12月にセダン「モデル３」（175万9,000バーツ＝約730万円＝から）とスポーツタイプ多目的車（ＳＵＶ）「モデルＹ」（195万9,000バーツから）の予約を開始した。国内の購入希望者が７月に公式ウェブサイトやＬＩＮＥ（ライン）公式アカウントを通じてモデル３の予約を試みたところ、予約台数が２万台余りに達していたという。納車は数カ月待ちの状態とみられる。
■上期の登録台数５千台
タイ運輸省陸運局の統計では、１～６月のテスラ車の新規登録台数は5,095台だという。各月の登録台数は１月が32台、２月が709台、３月が1,523台、４月が534台、５月が1,072台、６月が1,225台。
テスラはさらなる販売拡大に向けてショールーム兼サービスセンターの設置を進める方針。旗艦店となる１号店は首都バンコク東部のラムカムヘン通りに設置した。高速充電が可能な充電所「スーパーチャージング・ステーション」は首都バンコクに５カ所、バンコク東郊サムットプラカン県と東部チョンブリ県に１カ所ずつの計７カ所を運営。全土への増設を目指している。
