地元勢好調スタート 富山競輪・瑞峰立山賞開幕

S級初日特選で白熱のレースを展開する選手。眞杉(右から2人目、(7))が1着に入った=富山競輪

  ●炎天下レース、3選手1着

 富山競輪開設72周年記念の瑞峰立山賞争奪戦(GⅢ)は3日、富山市の富山競輪場で4日間の日程で開幕した。108選手が炎天下の中、全12レースで熱戦を繰り広げ、地元関係では笹倉慎也(富山)、宮越孝治(同)、元サッカーJ3・カターレ富山の北井佑季(神奈川)が1着となり、会場を訪れたファンら1200人を沸かせた。メインの初日特選はS級1班の眞杉匠(栃木)が最高クラスのS級S班の4選手を抑えて制した。

 富山支部所属選手の活躍が目立った。第3レースで笹倉、第7レースで宮越が1着になったほか、第9レースで八日市屋浩之(石川)が3着、第8レースで吉川起也(富山)が4着、小堺浩二(石川)が5着でそれぞれ二次予選へ進んだ。吉川希望(石川)は第6レース9着で落ちた。

 神奈川支部の北井は第11レースで1着になった。

 メインの最終第12レース初日特選には昨年の瑞峰立山賞で優勝した松浦悠士(広島)や、郡司浩平(神奈川)、佐藤慎太郎(福島)、新山響平(青森)のS級S班4選手が参戦。レースは24歳の眞杉がまくりを決め、1着でゴールした。

  ●4レースで万車券

 笹倉が制した第3レースは2車単1万8250円、3連単55万9220円の配当となり、会場がどよめいた。第7レースで同13万7670円、第8レースで同2万3380円、第12レースで同2万3820円の万車券が出た。

 決勝レース「瑞峰立山賞」は6日に行われる。

 会場では期間中、多彩なイベントが催される。初日は先着100人にエコ文具セットが贈られた。4日はエコトートバックを用意している。5、6日は自転車発電でかき氷を作る「脚綺氷屋」や地元選手によるトークショーなどが行われる。

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