滋賀の栗東いちじく、初出荷 「みずみずしい果肉と上品な甘さ」特徴

出荷のためトラックに積み込まれた「栗東いちじく」(滋賀県栗東市六地蔵)

 滋賀県栗東市の特産「栗東いちじく」の初出荷出発式がこのほど、同市六地蔵のJAレーク滋賀の施設で開かれた。柔らかくみずみずしい果肉と上品な甘さが特徴で、滋賀県内外のスーパーや地元直売所に並ぶ。

 栗東いちじくは14生産者が栽培している。7月下旬に始まった出荷は8月中~下旬にピークを迎えて10月ごろまで続くという。今年は例年より1万パック以上多い約5.2万パックの生産を見込む。

 8月1日の式典には生産者やJA関係者らが集まり、イチジクをトラックに積み込んだ。栗東いちじく生産組合の中井栄緒組合長(34)は「食べ応えある大きな実で、さっぱりとした夏にふさわしい味。イチジクを食べたことがない人も食べてみて」と呼びかけた。

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