「おかえりの唄」PV、未公開部分を加え再編集 杵築市のCATVが6日まで放送【大分県】

「おかえりの唄が生まれる町」の一場面
「おかえりの唄が生まれる町」の一場面

 【杵築】杵築市のケーブルテレビ「杵築ど~んとテレビ」は6日まで、市在住の歌手南こうせつさんの作曲した楽曲に乗せた映像集「おかえりの唄が生まれる町」(約16分)を放送している。同局は2021年、市民が出演する市のプロモーションビデオ(PV)を制作。今回、未公開部分を加えて再編集した。動画投稿サイト「ユーチューブ」でも視聴できる。

 PVは、南さんが発表した「おかえりの唄」を使用。新型コロナウイルスの影響で帰省できない人に、古里を感じてもらおうと制作した。市内各地で撮影し、市民115人が出演。画面に向かって手を振り、「お帰り」と語りかけている。

 21年には「第15回ベストプロモーション大賞」(日本ケーブルテレビ連盟など主催)で準グランプリを受賞した。「おかえりの唄」は現在も、市内に流れる午後5時を告げるチャイムや、JR杵築駅の到着メロディーとして市民に親しまれている。

 今回の映像は撮影現場の様子、出演した市民の声、杵築高吹奏楽部の演奏風景を紹介。南さんのインタビューも収録した。

 岩崎利顕ケーブルテレビ事業部長(58)は「いま一度、市民や全国の人たちに当時、感じたことを思い出してほしい」と話している。

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