ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスの離脱を受け、ミケル・アルテタ監督は過去に意外な代替案を示唆していたようだ。イギリスのウェブメディア『フットボール・ロンドン』が伝えている。
ジェズスは8月2日にモナコと対戦したエミレーツ・カップを欠場し、アルテタ監督は試合後にジェズスが手術を受けたことを明かした。指揮官の話によると、ジェズスは過去に受けたケガと手術の影響でヒザに軽い炎症を起こし、違和感を覚えていたため、手術を受けたという。
これにより数週間の離脱となり、2023-24シーズンのプレミアリーグ開幕戦など数試合を欠場することが確定。昨シーズンのプレミアリーグでは26試合で11ゴール6アシストを決めるなどエースとして存在感を示し、今回、手術を受ける前も好調を維持していただけに、アーセナルにとっては大打撃となる。
アルテタ監督はモナコ戦ではイングランド人FWエディ・エンケティアをセンターフォワードの位置で先発起用。1点ビハインドの43分にそのエンケティアのゴールで同点に追いつき、最終的にはPK戦5-4で勝利を収めたこともあり、現状では代役の有力候補となる。
また、ベルギー代表FWレアンドロ・トロサールやアメリカ代表FWフォラリン・バログン、ブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリなども9番の位置で起用できるだろう。
そしてアルテタ監督は昨年、イングランド代表MFエミール・スミス・ロウのセンターフォワードでの起用も示唆したことがある。
「彼は4つのポジションでプレーできる。左ウイング、左サイドおよび右サイドの攻撃的MF、そして9番としても非常にハイレベルなプレーができる」
実際、2020-21シーズンのヨーロッパリーグ準決勝のビジャレアル戦では、スミス・ロウを最前線に配置し、ゼロトップとして起用している。
開幕を前にアーセナルは不測の事態に陥ったが、アルテタ監督はどのような選手起用で乗り越えるだろうか。