「下半身リード」成功の秘けつは“右わき腹のシワ” スタート前のたった10回エクササイズ

ポイントは右わき腹のシワ(撮影/田辺安啓(JJ))

プロのスイングを見ると、ダウンスイングからインパクトにかけて右わきからわき腹にかけてのシャツにグッとシワが寄っているのが分かります。アマチュアの方は、腰の回転を意識しすぎて腕と体が一緒に回ってしまい、下半身リードでクラブが下せなくなりがちですが、この右わき腹の“縮み”を意識することで、下半身リードで自然に手が落ちてくるスイングが身に着きやすい。アドレスの位置(高さ)に手元が自然と下りてくるようになります。

右わき腹の縮みを意識

アドレスの姿勢から、両手を頭の後ろで組みます。
(1)前傾をキープしたまま、体を右側に倒します。この時、頭の位置が足の幅から外側に出ないように注意しましょう。正しく倒せていれば、腰が左側に乗っていきます。
(2)目線はボールの位置を見たままで固定し、頭の位置がブレないように気を付けましょう
(3)右わき腹が縮む感覚と、反対に左わき腹が伸びる感覚を意識し、ゆっくり倒す動作を10回の目安で行います。
(4)慣れてきたらスイングスピードに合わせて、徐々にスピードアップしましょう。

アドレスの状態からだけでなく、直立の体勢からでも、椅子に座った状態でもOKです。右わき腹の縮みと、腰が左側に乗って体重移動する感覚をつかめると、下半身リードのダウンスイングがしやすくなります。

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