津山おくにじまん研究会、谷口圭三市長と意見交換会/岡山・津山市

郷土史研究を通じた地域活性化に取り組んでいる津山おくにじまん研究会(藤木靖史世話係代表)は19日、谷口圭三市長との意見交換会を津山市役所で開き、観光振興などに関する14項目でざっくばらんに語り合った。
毎年恒例で25回目。会員13人と市から7人が出席した。藤木世話係代表は「コロナで大変だが、多くの人に訪れていただける津山を目指しましょう」。谷口市長は「津山は歴史文化のまち。津山に目を向け、来ていただくための施策にしっかり取り組んでいく」とあいさつした。
「JR津山駅のエレベーター設置の可能性」について「JR西日本と協議中で、跨線橋にエレベータを設置する計画。早期工事着手を目指したい」とした。「美術館をつくり、つやま自然のふしぎ館、津山郷土博物館を結ぶ文化ゾーンをつくっては」に対し、谷口市長は「まち全体を博物館に見立てた、ミュージアム・シティ・津山を考えている。美術館も含めた構想をお示ししたい」。
「城西地区へのバス乗り入れについての進展状況」は「城西地区の国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)指定へ向け最終調整しているところ。まずは重伝建をとり、その流れのなかで地元の人たちと協議していきたい」と答えた。
このほか、「まちなかのモニュメントの整備について」「川上音二郎の縁で、神奈川県茅ケ崎市と津山市の交流を」などの意見、要望があり、活発に意見交換した。
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あいさつする藤木世話係代表

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