【MLB】エンゼルスの若手捕手オホッピーが実戦復帰か メジャー復帰は9月初旬の見込み

写真:来週にもマイナーで実戦復帰予定のローガン・オホッピー

トレード・デッドラインで大型補強を敢行しながらも強豪相手の対戦で痛恨の2カード連続負け越しを喫してしまったエンゼルスだが、まだ故障者の復帰による戦力上積みの余地が残されている。

その一人である24歳の捕手ローガン・オホッピーがどうやら来週にもマイナーで実戦に復帰する見込みのようだ。今年4月に左肩関節唇を損傷し、手術を受けて戦線を離れていたオホッピーは、負傷当時シーズン絶望との見方が有力だったものの、驚異の回復力でシーズン最終盤での復帰がいよいよ現実味を帯びている。

昨年7月にフィリーズからトレードで加入したオホッピーは、今季開幕から正捕手の座をつかむと、16試合の出場で打率.283、4本塁打、13打点、OPS.886の好成績をマーク。守備面でも安定した働きを見せ、エースの大谷翔平をはじめ投手陣からの信頼を集めていた。

MLB公式サイトでエンゼルスの担当を務めるレット・ボリンジャー記者によると、オホッピーは野手のリハビリ契約期間の限度である20日間をフルに費やす可能性が高いことが伝えられているものの、順調に進めば9月初旬には復帰できることとなる。エンゼルスはオホッピーの離脱以降、マット・タイスとチャド・ウォラックの2人を捕手で併用していたが、7月に入ってタイスの月間打率が.153と陰りを見せるなど、プレーオフを狙うには心もとない状況。オホッピーが万全の状態で復帰することができれば、大幅な戦力アップが見込めそうだ。

エンゼルスはさらに左手有鉤骨の骨折で離脱している主軸のマイク・トラウトも素振りを再開しており、こちらは復帰までのタイムラインが未定となっているものの、8月後半から9月上旬には戻ってくる見込みであることが伝えられている。

チームは日本時間8月4日試合前の時点でワイルドカード・ゲーム進出圏内まで4ゲーム差と苦しい状況ではあるが、この2人に加えて主に二塁を守るブランドン・ドルーリーなど、センターラインを固める各選手が戻れば快進撃を披露できる可能性は大きくあるだけに、まずは現在のメンバーで粘り強く戦っていきたいところだ。

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