「財界にいがた」、新潟日報朝刊の記事200本以上を盗用・無断転載  発行の財界にいがた、著作権侵害認める

新潟日報メディアシップ

 月刊誌「財界にいがた」の200本以上の記事が新潟日報朝刊の記事と酷似していることが分かり、新潟日報社は8月3日、「財界にいがた」を発行する株式会社財界にいがた(新潟市・瀬戸田鎮郎代表取締役)に対し、盗用や無断転載の疑いがあるとして「著作権を侵害している」と抗議した。

 新潟日報社の調べでは、「財界にいがた」の2020年1月号から23年5月号までに掲載された記事のうち、202本に新潟日報朝刊記事の全文か一部が酷似している箇所が見つかった。「財界にいがた」記事1本に複数の朝刊記事を組み合わせたとみられるケースもあり、盗用や無断転載されたとみられる朝刊記事は少なくとも237本 に上る。このうち新潟日報記者の記事は116本で、121本は共同通信社の配信記事。

 瀬戸田代表取締役は新潟日報社の抗議に対し、当該記事すべての著作権侵害を認めた上で、これらは外部のライターが担当していたとし、「私の管理不行き届きであり、弁解の余地もありません。深くおわび申し上げます」と述べた。

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