日本人も参加!有名サッカー選手が出演した「最高のCM」ベスト7

長年に渡ってサッカー界では様々な企業が覇権を争っており、NikeやAdidasなどのサプライヤーだけでなく、航空会社や飲料ブランドがコラボレーションしてきた。

今回は『thefootballfaithful』から「有名サッカー選手が出演した最高のコマーシャルビデオ」をご紹介する。

Adidas:学校のベッカム

忘れられた名作であるデイヴィッド・ベッカムのCM。学校で「サッカー選手になりたい」と少年時代の彼が話し、それを先生がバカバカしいものとして否定している。そのBGMはハッピー・マンデーズの「ステップ・オン」だ。

この広告が長く残らなかった理由は、これが1998年ワールドカップで使われたからだ。しかもアルゼンチン戦で。デイヴィッド・ベッカムが退場して大きなバッシングを受けた試合だ。

ペプシ:アレックス・ファーガソン

ペプシは長年に渡って本当に素晴らしいサッカーCMを作ってきた。脚本の面でも非常に凝っている。1999年に制作されたこの動画は、アレックス・ファーガソン監督のハーフタイムのスピーチが元になっており、0-3で負けているチームのメンタルを高揚させるために熱狂的な話をしていた。

その中で監督がペプシを配ると、選手がその缶を受け取る音とプルタブを開ける音がリズムを刻む。そしてファーガソンが「集中しろ」と声をかけながらピーター・シュマイケルに缶を投げると…。

Nike:「The CAGE」

90年代にサッカー業界に進出してきたNike。市場を支配するために野心的で本格的なマーケティング活動に乗り出した。それは有名な選手を使うだけでなく、想像力を刺激するようなコマーシャルを作ることだった。

エルヴィス・プレスリーの「リトル・レス・カンバセーション」のリミックスをBGMに、当時のスーパースターが船の中で3対3のインドアサッカーでトーナメントを行うというもの。中田英寿もそのメンバーの一人として出演している。

ペプシ:ベッカムとユヴェントスファン

デイヴィッド・ベッカムはペプシと契約していたビッグスターの一人だ。チャンピオンズリーグのユヴェントス戦で退場になった彼は、落胆しながらトンネルへと戻り、近くにいた少年からペプシを飲ませてもらうことに。

その代わりに子どもはユニフォームを要求する。ベッカムはそれに応えてマンチェスター・ユナイテッドの赤いジャージを手渡すも、その子どもはそれを缶の口を拭くために使って…というユニークなCMだ。

Nike:空港のセレソン

おそらくサッカーのCMの歴史上最高傑作といえるだろう。1998年のワールドカップを前に制作されたNikeのコマーシャルは、当時のブラジル代表チーム全員が空港でサッカーをするユニークなものだった。

このときに選手が全員坊主になっていることが奇妙な感覚であるが、これは1997年のコンフェデレーションズカップでのいたずらによって全員が髪の毛を剃ったためである。

Nike:オーレ

1950年代の名曲「Papa Loves MAMBO」が再び脚光を浴びた、Nikeのスパイク「トータル90」のキャンペーンで使われたコマーシャル。

ブラジル代表とポルトガル代表がメインで出演しており、ロナウドとルイス・フィーゴが中心となっているが、ロナウジーニョのパフォーマンスやエリック・カントナらの存在も印象深い。そして若きクリスティアーノ・ロナウドがロベルト・カルロスの首を掴んで「オーレ!」と声をかけているのも面白い。

Adidas:ホセ+10

Adidasが制作した傑作サッカーCM。2人の幼い子どもが街の広場で対決し、そのためにオールスターチームを選んで試合する…というもの。

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ジネディーヌ・ジダンやアリエン・ロッベン、ダミアン・ダフ、カカ、中村俊輔などが選ばれているほか、CGを使ってフランツ・ベッケンバウアーやミシェル・プラティニも出演した。ただ、ジブリル・シセを真っ先に指名するホセのセンスだけは信じられないものだ。

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