【MLB】ブレーブス・フリードが日本時間5日のカブス戦でメジャー復帰

写真:日本時間5日の試合での復帰登板が予定されているブレーブスのマックス・フリード

勝率メジャートップを独走するなど安定した戦いぶりを見せているブレーブスだが、エースの帰還でさらにその勢いを加速させることとなりそうだ。

日本時間8月5日に行われるカブスとのゲームで、ブレーブスはマックス・フリードの先発登板を予定。同5月6日の登板を最後に左前腕を痛めて戦列から離れていた左腕がいよいよメジャーの舞台に戻ってくる。

現在29歳のフリードは2017年にメジャーデビューを果たすと、先発ローテーションに定着した2019年には17勝6敗、防御率4.02の好成績をマーク。2021年にも14勝、防御率3.04の活躍でチームのワールドシリーズ制覇に貢献すると、2022年にはキャリアハイの185回1/3を投げて14勝、防御率2.48と圧巻の数字でサイ・ヤング賞投票2位に入るなど、チームのエースとして安定感抜群の投球を披露していた。

今季は開幕戦で左のハムストリングを痛めて途中降板すると、4月中旬に復帰したものの、再度の故障者リスト入りでここまでわずか5登板。それでも防御率は2.08と登板すればきっちりと結果を残しており、その信頼度は揺らいでいない。

ブレーブスはチームOPS、本塁打数などで2位以下を大きく引き離してメジャートップに立つなど強力打線が売りの一方で、先発陣はフリードの他に昨年21勝をマークしたカイル・ライトを欠くなど故障者もあり、メンバーがそろいきっていない状況。それだけにブライアン・スニッカー監督も「彼をマウンドに送り出すのが待ちきれないよ」と喜びのコメントを残している。

復帰登板を目前に控えたフリードは、「試合前は間違いなくドキドキして落ち着かないだろうね」と、約3か月ぶりとなる登板を前に緊張をうかがわせるコメント。それでも「リグレー(・フィールド)での自分の投球を信じたい」と敵地のマウンドに気持ちを向けた。

また、カブスには昨年までチームメイトだった内野手のダンズビー・スワンソンが所属しており、「僕のバックを守っていた彼との思い出はたくさんあるよ。対戦が楽しみだね」と、ともにワールドシリーズのタイトルを勝ち取った元同僚との再会を心待ちにしている。

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