札幌では初実施 弾道ミサイル飛来想定し避難訓練

弾道ミサイルの北海道への飛来を想定した住民避難訓練がきょう、札幌・大通公園周辺で行われました。札幌での実施は初めてです。訓練は国と道、札幌市が主催し市民や外国人らおよそ60人が参加しました。近くの地下街に避難するグループと、近くに地下施設がないことを想定して地上で安全を確保するグループの2班に分かれて訓練を行いました。ミサイルの情報は市の防災アプリを通じて日本語や英語など4言語で伝達され、参加者が情報をもとに訓練に臨みました。

参加者「ミサイルの発射に慣れてきてしまったということもあるが、こういう訓練が大事だということを改めて感じた」「知識があれば安全・安心なところに早めに移動できる。勉強になった」

消防庁荒関室長「ミサイルはいついかなる状況で飛んでくるかわからない。どういう行動をとるといいのかを考えていただき、避難行動のあり方を普及していきたい」

同様の訓練は今後、網走など3市町でも行われる予定です。

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