新型コロナ助成金1675万円詐取 平井伸治鳥取県議を起訴 「清まる」経営者ら5人は不起訴

ホテルサンルート松山を舞台とした国の新型コロナ助成金の詐欺事件で、松山地検は4日、鳥取県議の平井伸治被告を起訴する一方、この事件で逮捕・送検されていた5人を不起訴としました。

起訴状などによりますと、平井被告らは、新型コロナの影響でホテルサンルート松山の従業員に休業手当を支給したとするウソの申請書を提出し、国の助成金およそ1675万円をだまし取ったということです。

松山地検は平井被告の認否を明らかにしていません。

また、この事件を巡っては、ホテル経営者の男性や知人で松山市内のとんかつ店「清まる」を経営していた女性ら5人も逮捕・送検されていましたが、松山地検は4日付で不起訴としました。

理由については「証拠関係に照らして」と説明しています。

なお、捜査関係者によりますと、だまし取ったとされる助成金は、既に返されたとみられています。

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