新型コロナ急拡大で「感染拡大警報」発表 感染者推計1日2,100人…「帰省前から注意必要」=静岡県

新型コロナの感染急拡大を受け、静岡県は8月4日、独自に定める基準で最も深刻な「感染拡大警報」を発表しました。7月24日から30日までの県内の感染者は、推計で1日あたり2,100人にまで増加しているとみられています。

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<静岡県感染症管理センター 後藤幹生センター長>
「本日より、感染拡大のレベルが警報レベルを超えたので、感染拡大警報を発令します」

県内では2023年5月に新型コロナが5類になってから、感染者の増加傾向が続いています。県は7月14日に独自の「感染拡大注意報」を発表したほか、7月28日には「医療ひっ迫注意レベル」を正常の「1」からひっ迫注意の「2」に引き上げました。

しかし、感染拡大は止まらず、県は4日、独自に定める基準で最も深刻な「感染拡大警報」を発表しました。

県によりますと7月30日までの1週間で、定点医療機関あたりの患者数が16.92人となり、警報レベルの基準の16人を超えたということです。7月30日までの1週間の全ての感染者数は約1万4,900人で、1日の平均では2,100人と推計されます。地域別では、東部は警報レベル、中部と西部が注意報レベルだとしています。

<静岡県感染症管理センター 後藤幹生センター長>
「お盆は帰省する人が多いので、人混みに行くのを避ける、マスクをつける。帰省する1週間くらい前からもらわないよう注意が必要」

県は感染拡大警報の発表中として、体調に少しでも違和感があれば、マスクを着用することや、せきや熱が出た場合は学校や仕事を休んで帰省や旅行を延期して、療養することなどを呼びかけています。

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