ジブリパークがある愛・地球博記念公園に新しいスポット「猫の城遊具」がオープンしました。
長久手市の愛・地球博記念公園内にオープンした「猫の城遊具」。スタジオジブリの映画、「猫の恩返し」に登場する「猫王の城」がモチーフになっています。
午前中は、オープニングセレモニーが開かれた後、招待された地元の小学校の児童がターザンロープなどの遊具を楽しみました。
メインは猫王の城。大小3つの滑り台があり、幅広い年齢の子どもが楽しむことができます。
その奥には、映画のクライマックスに登場する塔をモチーフにしたタワー。
(横山朋未 記者)
「タワーの下はカラフルな迷路になっているんですが、こちららの出入り口も猫のモチーフに。かわいいですね」
こどもたちの目線に合わせた迷路は大人気。至る所に猫がデザインされたオブジェ…ジブリの世界観に包まれます。
(児童)
「(迷路は)塔に着くまでどの道で行くのか、何回行ってもわからなくなるので道を見つけていくのが楽しい」「猫が描いてあるからかわいい」
このエリアが誕生した背景は?
(大村秀章知事)
「ジブリパークのチケットを持っていなくても遊べる公園。様々な遊具で多くの子どもたちに笑顔いっぱいで遊んでもらいたい」
愛知県は、ジブリパークが日時指定の予約制のため、チケットを持っていない子どもたちにも楽しんでもらいたいと整備を進めてきました。
入場料は、平日は無料。ただし、混雑が予想される土日や祝日、夏休み期間などは有料です。また、1時間の定員は140人で、入れ替え制です。
遊具の利用時間は通常午前9時から午後5時までですが、暑さ対策のため今月31日まで午前11時から午後3時の間は閉鎖されます。
(大村秀章知事)
「想定外のことでしたが、これだけ暑いと滑り台がやけどするんじゃないかというくらい熱いので、遊具の使用を控えることにします」
暑さ対策はこんなところにも…
(大野和之 記者)
「午後2時です。手元の温度計は34.7度をさしています。そんな中、遊具が熱くならないよう、ブルーシートがかけられています」
遊具の利用は午後3時から再開。それを前に、エリア内には子どもを見守る保護者らに、日よけに使ってもらおうとテントが設営されました。
そしてゲートの前には行列ができていました。
子どもたちは元気いっぱいに午後の再開後も楽しんでいました。
(遊びに来たこども)
「ターザンロープとか上に行けて楽しかった」
「迷路とかターザンとかしてた。楽しい」
(保護者)
「すごく暑かったが、ミストとかもあって過ごしやすかった」
「ジブリの大倉庫で遊んでから、こっちで子どもたちと発散して」
一方、ジブリパークでは第2期オープンの整備も進んでいます。ことし11月には「もののけ姫」をモチーフにした「もののけの里」が、来年3月には「ハウルの動く城」や「魔女の宅急便」の世界観をイメージした「魔女の谷」がオープンする予定で、さらなる盛り上がりを見せそうです。