県発注工事の贈収賄事件 観戦チケット「賄賂の認識なかった」 広島

県発注の工事をめぐる贈収賄事件の裁判で、元県職員の男は「観戦チケットは賄賂という認識はなかった」と証言しました。

県建設産業課の主査だった被告の男(49)は、土木建築会社の担当者に県発注の工事の予定価格を漏らし、その見返りに広島カープの観戦チケット12万2200円相当を受け取った罪などに問われています。

被告人質問で被告の男は「土木建築会社の担当者に県営繕課から聞いたという予定価格を伝えられ、調べると間違いなかったので教えてしまった」「チケットは余ったからどうかと言われたのでもらった」「賄賂という認識はなかった」と証言しました。

次の裁判は来月27日で検察側が求刑する予定です。

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