37歳会社員が架空請求で1800万円被害 「詐欺で逮捕回避する手続きに費用が必要」

滋賀県警甲賀署

 滋賀県警甲賀署は4日、滋賀県湖南市の会社員男性(37)が架空請求で約1800万円をだまし取られたと発表した。特殊詐欺事件として捜査している。

 同署によると、6月2日、男性の携帯電話に個人情報保護委員会や警察官、保証協会を名乗る男らから、不正アクセスによる多額の被害発生や示談交渉の手付金支払い要求などの電話が次々とあり、「このままでは詐欺で逮捕される。逮捕を回避する手続きに費用が必要」などと言われ、7月4日までに複数回にわたり電子マネーを購入して券面番号を伝えたり、指定口座に現金を振り込んだりするなどしたという。

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