天皇杯で2度のジャイアントキリングと躍進したJFL高知、わずか4日でメインパートナーと契約解除

[写真:©︎CWS Brains, LTD.]

高知ユナイテッドSCは4日、メインパートナー契約を結んでいた一般社団法人WellBeing協会との契約解除を発表した。双方合意の上での契約解除とのことだ。

今シーズンはJFLで4シーズン目を戦っている高知。JFLでは15チーム11位と苦しむ一方で、第103回天皇杯では躍進。2回戦ではガンバ大阪を、3回戦では横浜FCを下し、2試合連続でJ1勢を下すジャイアントキリングを見せていた。

2日に行われたラウンド16では、川崎フロンターレと対戦し、カウンターから大いに苦しめたものの、最後に力尽きて敗戦。それでも大きな爪痕を残していた。

そんな中、4日に契約解除を発表。1日に契約したばかりであり、試合としては川崎F戦のみ、わずか4日でのメインパートナー解除となった。

高知は一般社団法人WellBeing協会のコメントを紹介している。

「私たちは、かねてより、文化・農業・子どもたちの支援をしてまいりました。この度は、「子どもたちに夢を与えることで、地域貢献をしてくれている選手たちを応援したい」という想いから、この度の契約にサインさせていただきました」

「ところがこの契約に対し、批判がクラブの方に寄せられたということで、私たちが応援したいと考えている選手たちの精神を不安定にしたり、迷惑のかかる可能性のある出来事が生じました」

「それは大変残念なことであり、私たちの想いとは異なりますため、そのような迷惑のかからないよう、メインパートナー契約を解除させていただくことを決断いたしました」

「この度のメインパートナー契約を喜び、応援してくださった皆さま、本当に有難うございました。同時に、皆さまのご期待に添えず、申し訳ございませんでした」

「今後も、私たちが、子どもたちの夢を背負って邁進する選手たちを応援する想いに変わりはございません。この度の心温まる応援に感謝申し上げますと同時に、今後とも皆さま変わらず、高知ユナイテッドSCを、応援していただけましたら幸いです」

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