浦和がピッチ侵入のサポーターへの処分発表…主導した31名は9試合、統括するリーダー1名は16試合の入場禁止処分

[写真:©︎CWS Brains, LTD.]

浦和レッズは3日、サポーターによる違反行為を報告。処分を発表した。

事件は2日、CSアセット港サッカー場で行われた第103回天皇杯ラウンド16で発生した。

試合は3-0で名古屋が完勝。アウェイで敗れた中、試合後にピッチに乱入。名古屋のゴール裏に迫る姿が確認され、名古屋のスタッフや警備員だけでなく、警察までも出動する事態となっていた。

一夜明け、浦和は謝罪文を発表した。

「大会出場クラブとして、自クラブのファン・サポーターに対し秩序ある適切な態度を保持するよう努める義務を負う立場でありながら、この様な事態を招くこととなり誠に申し訳ございません。関係される全てのみなさまに、心よりお詫び申し上げます」

また、声明を発表し、いかなる理由があっても許されるべき行為ではないとした。

「事案発生直後より、大会主催者である日本サッカー協会様など関係各所と共に事実確認及び認識確認を実施してまいりました」

「弊クラブといたしましては、如何なる背景があろうとも違反行為が肯定される理由はなく、クラブ理念内に「安全・快適で熱気ある満員のスタジアム」を目指すことを謳っている私どもの価値観とは相容れない事象であると考えており、行為者への処分を下記の通り決定いたしましたので報告申し上げます」

なお、立ち入り禁止エリアへの侵入を主導したサポーター31名、統括するリーダー1名、立ち入り禁止エリアへ侵入したサポーター45名に対して処分を発表した。

31名には8月3日以降に開催される浦和の出場試合9試合への入場禁止、リーダー1名には16試合の入場禁止、45名には厳重注意が行われた。

なお、侵入を主導した人数は、行為者からの申し出、関係者による事実確認、およびクラブの調査によって把握できた現時点での人数とな流ため、今後増える可能性があるとのことだ。

また、侵入したサポーターに関しては、制止するために侵入したサポーターも含まれているものの、違反行為に及んだ事実を重く受け止めて処分にしたという。

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