大阪に「天丼てんや」が帰ってきた、外食に新たな選択肢

リーズナブルに質の高い天丼が食べられる東京発のチェーン店「天丼てんや」が、大阪に約2年半ぶりに再上陸。8月7日、難波の「千日前商店街」内(大阪市中央区)に新店がオープンするのに先駆け、3日に報道陣向け内覧会がおこなわれた。

8月7日に千日前商店街内にオープンする「天丼てんや 難波千日前店」

1989年に東京駅八重洲地下街に1店舗目が誕生。温度と時間を管理できる「オートフライヤー」を独自開発したことで調理を合理化し、クオリティの高さを保ってきた同店。「揚げたての天ぷらがお値打ち価格で食べられる」とたちまち話題になり、現在は関東圏を中心に国内146店舗を構える。

2021年までは御堂筋店など大阪府内にも店舗があったが、コロナ禍などの影響により経営が厳しくなり、全店舗が閉店。約2年半ぶりとなる大阪上陸には、「大阪を出発点に全国展開を視野に入れたい」との思いが込められている。

■ 関西ゆかりの食材がのった「上方天丼」も

「一杯にこだわりを盛り込んでいる」という同店の天丼。サクサク食感に仕上がるように「天ぷら粉」に秘訣が隠されているほか、タレがしみ込みやすいようにご飯の盛り方にも工夫が。また、東西でタレの味を変えており、千日前店を含む神奈川以西の西日本では「ダシ文化の関西向けのタレ」を使用しているという。

また大阪限定メニューとして、関西ゆかりの食材を集めたご当地天丼「上方天丼」(980円)を8月21日〜9月17日の期間限定で販売。「淡路産玉ねぎとたこのつまみ揚げ」「はも」「万願寺唐辛子」「水なす」「南高梅」などが豪快にのった天丼はボリューム満点。絶妙の加減で揚がった天ぷらは野菜のみずみずしさを感じることができ、ひとつひとつの食材が大ぶりで食べ応えがある。

関西ゆかりの食材を集めた「上方天丼」(980円)。紀州南高梅や水なす、はもなどの天ぷらが楽しめる

このほか、海老やイカ、帆立などの天ぷらが6種類のった「オールスター天丼」(720円)、「天丼 小そば(または、うどん)セット」(840円)などの定番メニューもスタンバイ。

この日の内覧会で「天丼てんや」を運営するロイヤルフードサービスの生田直己代表取締役社長は、「高級なイメージのある天ぷらだが、お求めになりやすい価格で提供することで、たくさんの人に食べて欲しい。また、天ぷらで旬を感じてもらえればうれしい。ここからファーストフードの原点に立ちかえりたい」と意気込みを語った。

場所は大阪メトロ・御堂筋線「なんば駅」(大阪市中央区)から徒歩約2分。営業時間は昼11時〜夜10時(ラストオーダーは夜9時30分)。詳細は公式サイトにて。

「天丼てんや 難波千日前店」

2023年8月7日(月)オープン
住所:大阪市中央区難波三丁目1-33 南中山ビル1F
営業:11:00〜22:00

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