「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」登山家・野口健&絵子親子が番組史上22組目の全問正解を達成

日本テレビ系で本日8月4日に放送された「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」(金曜午後7:00)で、登山家・野口健が娘の絵子と共に、番組史上22組目の全問正解を達成し、賞金300万円を獲得した。

佐藤隆太と劇団ひとりがMCを務める「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」は、小学生の教科書や参考書を基に出題されるクイズに挑戦し、11問連続で正解すると300万円獲得となる超プレッシャークイズショー。

今回、1999年に25歳にして世界最高峰・エベレストに3度目の挑戦で登頂に成功し、当時の7大陸最高峰の世界最年少登頂記録を更新した登山家の野口が、現役・慶應大生の娘・絵子の力を借りながら全問制覇の頂を目指すことになった。すると、助っ人小学生の救済を二つ使ったものの、9問目まで危なげなく突破。続く10問目は「雷が光ってから3秒後に音が聞こえた場合、雷からの距離はどのくらい離れていると推測できるでしょう? A:1km、B:10km、C:100 km」という3択問題。ここで父の野口健はAの1km、娘の絵子はBの10kmと意見が割れたため、最後の救済「ルーレット」を使用。しかし止まったのは自信なさげな、小学5年生のりんたろうくん。彼は「あくまでも僕の推理なので」と「A:1km」を選択。

そこで、父とりんたろうくんの意見を信じ、「A:1km」と解答し正解。300万円が懸かる最終問題に挑戦できる権利を得た。このまま100万円を持ってドロップアウトもできるが、野口は「8合目まで行って引き返すっていうわけにいかんもんな。もう目の前、山頂だ」と最終問題に挑戦。その問題は「一般的に次の生き物の骨がある部分をすべて選びなさい。A:イルカの背びれ、B:鳥のくちばし、C:象の鼻、D:レッサーパンダのしっぽ、E:亀の甲羅」というもの。一つでも間違えると不正解となる。

ここで2人は「レッサーパンダのしっぽ」「亀の甲羅」は骨が「ある」、「象の鼻」は骨が「ない」と即答。「鳥のくちばし」については、父が「レントゲンで撮ったら、絶対くちばしが写るから骨」、娘は「あれって顎じゃないの? だから骨だよね」と骨が「ある」で一致。しかし残りの「イルカの背びれ」で悩む。「あるか? イルカの背びれに骨?」という父に対して、娘は「あったような気もするし、なかったような気もする…」と迷うも、「ない」と判断。骨が「ある」のは「B:鳥のくちばし、D:レッサーパンダのしっぽ、E:亀の甲羅」でロック。見事正解した2人は、300万円獲得に歓喜のガッツポーズをとった。

全問正解に、MCの佐藤は「いやあ、見事でした!」と絶賛。そして、劇団ひとりから「300万円の使い道を教えてください」と聞かれると、野口は「今、ヒマラヤで図書館を造ってて、そこに、学校ができたんですよ。あとは本をこれからね、ヒマラヤの子どもたちに本をね、ちょっと買おうと思ってたんで」と自らが支援しているネパールの子どもたちのための図書館に贈る、本の購入費用に賞金の半分を充てるという。残りの半分は、こちらも登山家の絵子の小さい頃からの夢、世界一高い山・エベレスト登頂費用の積立資金にするとのこと。今年の冬もヒマラヤの6000m級の山に一緒に登ったという、山登りで築いた親子の絆が見事に花開いた瞬間だった。

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