現在は沖縄本島の西の海上にあります。風速15m以上の強風域の直径が何と1220キロもあります。これは本州をすっぽり覆ってしまうぐらいの大きさの大型の台風で、強い勢力を維持してゆっくりと今、東の方に進路を変えてきました。
このあと週末にかけて沖縄や奄美地方を直撃する恐れ、大きな影響が出る恐れがありますので引き続き注意が必要です。
そのあと夏の太平洋高気圧が少しずつ勢力を増してきて、高気圧で台風をブロックする形になるんですね。ですので、来週の中頃、火曜日から水曜日には西日本の九州四国中国地方を直撃する恐れがあります。
東海地方ももちろん風が強まる恐れがありますし、雨も強まりそうです。5日の正午からの雨の予想を見てみます。
この線は風です。まだ台風は見えていませんが、南よりの湿った空気が流れ込んで、5日からもう三重県南部方面、雨が降り出しそうです。
6日の正午なんですが、三重県を中心にまとまった雨、愛知県でもちょっと予想では出ていませんが、降りやすい状態です。
そして日曜の夜から、月曜にかけて活発な雨雲がかかってきます。台風の中心はかなり離れていても大雨になる恐れがあります。特に、三重県、そして愛知県沿岸地域を中心に大雨のおそれがあります。
この状態が、火曜水曜と続く恐れがあって、5日の午後6時から6日日曜の午後6時までの24時間無料で多いところで50ミリから100ミリの雨が降る可能性があります。その後、6日の夕方から月曜の夕方にかけて、三重県で200ミリから300ミリの大雨が予想されています。
さらに、波も高くなりそうです。6日日曜、台風は遠くにあるのに波はうねりを伴って高くなります。2m以上3m近く、波が高くなる恐れがあります。海のレジャー気をつけてください。そして、6日も結構雨が降るんですが、その後も断続的に雨が降って台風が過ぎ去った来週の後半も雨が続きそうです。地盤がかなり緩んだ状態になりますので、急な斜面には近づかないようにしてください。
